BtoBコミュニケーションプラットフォーム『Qube』が、AIを活用した新機能「AIアイコン生成」をリリース!自分らしいオリジナルアイコンを簡単に作成できるようになりました。3Dアニメ風、ちびキャラ風など、8種類のスタイルから選択可能。Qube内はもちろん、SNSなど様々なプラットフォームで利用できます。業務効率化だけでなく、チームのコミュニケーション活性化にも貢献するこの新機能。開発を主導した入社2年目のハニー君の奮闘ストーリーと共に、その詳細をご紹介します。
新機能「AIアイコン生成」について
BtoBコミュニケーションプラットフォーム「Qube」の新機能「AIアイコン生成」で、いつものビジネスチャットに個性をプラス。使い方は簡単!写真を選んで、好みのスタイルをクリックするだけ。3Dアニメ風、ちびキャラ風、少年漫画風など、8種類のデザインから選べます。デザインの知識は必要ありません。高画質のアイコンは、Qubeのプロフィール画像以外にも、ダウンロードしてSNSなど、色々な場面にご活用いただけます。※アイコンは3回まで作成できます。
本機能は複数のAI技術を組み合わせて実現しています。Geminiによる画像読み込み、ChatGPT-4ominiによるテーマ別プロンプト生成、Imagen3とDALL-E 3による高品質アイコン作成という先端技術の連携が、短時間での精度の高いアイコン生成を可能にしています。
開発秘話:ハニー君の奮闘
今回の新機能「AIアイコン生成」の開発を主導したのは、入社2年目の若手エンジニア、通称“ハニー君”。2024年に新卒で入社し、現在はQube開発チームに所属しています。普段はフロントエンド開発を担当しつつ、ユーザー目線での改善提案も積極的に行う期待の新人エンジニアです。
「AI活用の第一歩、アイコン登録率の課題から」
QubeのAIアイコン生成機能開発は、サービスにおける生成AI活用第一歩として取り組むことが決まりました。現在のQubeではアイコンの登録率が低く、プロフィールの充実やサービス内のコミュニケーション活性化に課題を感じていたことが挙げられ、顔写真の登録に抵抗のあるユーザにも利用促進につながると考え、開発が進められました。
とはいえ、AI画像生成は彼にとっても未経験の分野。最初は「そもそもどう始めたらいいか分からなかった」と振り返ります。それでも、「とにかくやってみよう」と一歩ずつ情報を集め、プロンプトの調整から画像精度の検証まで、試行錯誤を重ねました。
「“分からない”から、学べることがたくさんあった」
開発中に直面した最大の壁は、プロンプト設計でした。中でも難しかったのは画像生成において「なかなか元の顔に似ない」という課題が大きく、とても苦労したそう。中でもImagen3はフォトリアルな画像生成を得意としているため、入力画像とは全く異なる、リアルな別人物のような画像が生成されてしまうそうです。AIは再現性がなく、毎回同じ結果が得られないというのも非常に難しい点だったそうですが、プロンプトの調整や生成結果を確認しながらパラメータを見直すなど、試行錯誤を重ねることで少しずつ改善を図ったとのことです。
「正直なところ、今でも「似ているか」と言われると少し自信はない部分もありますが、改善に取り組んだ経験(プロンプトエンジニアリング)は、次の開発にきっと役立つと思っています。」と心強い一言が聞けました!
「“楽しい”は、仕事の原動力になる」
ハニー君が開発中、何より意識していたのは「楽しいと思える機能にしたい」ということ。業務で使うツールでも、少しの遊び心があるだけで、毎日の仕事がちょっと楽しくなる。そんな思いを込めて、3Dアニメ風やちびキャラ風など、8種類のスタイルを用意しました。
リリース後、社内外から「アイコンが可愛くてテンション上がった」「毎日ログインするのが楽しみになった」といった声が届くたびに、「やってよかった」と実感しているそうです。
「チームのみんながいてこそ、実現できた」
今回の開発は、ハニー君ひとりの力ではありません。画像生成プロンプトの調整、UI設計、負荷検証など、さまざまな専門性が求められる中で、それぞれの分野のメンバーが知恵を出し合い、試作と修正を重ねて完成にこぎつけました。
「僕はただのきっかけだったと思っています。チームの先輩たちが、どんなアイデアもまずは受け入れてくれて、形にしていく中で一緒に育ててくれた。改めて、いいチームだなと思いました」と、開発チームが一丸となってこのプロジェクトに取り組んだ様子も伺えました。
「次は、“もっと面白い”をつくりたい」
AIアイコン生成機能の成功を経て、ハニー君にはすでに次の構想があります。「今後は機能拡張として、AI技術を活用した「自動ポスト作成機能」の実装を予定しています。ニュースサイトから情報を収集・分析し、ユーザーに役立つ投稿を自動生成する仕組みです。また、AIチャットボットなどの実装も計画中です。“仕事に使うツール”の枠を超えて、もっと愛着の沸くサービスにしていきたいです。」
開発者として、そしてQubeユーザーのひとりとして—日々進化するQubeと共に、ハニー君の挑戦は続きます。
ハニー君ミニインタビュー
開発の裏側、ちょっとだけのぞいてみませんか?
ここでは、AIアイコン生成機能の開発を主導した“ハニー君”に、開発中のエピソードやQubeへの想いをインタビュー形式で聞いてみました。若手エンジニアの等身大の言葉から、プロジェクトのリアルが伝わってきます。
Q. このプロジェクトに参加したとき、率直な気持ちは?
ハニー君:
「正直、プレッシャーすごかったです(笑)。でも、逆に“自分にしか出せない視点ってあるかも”と思って、ワクワクもありました。若手だからこそ、思い切ってやれる部分もあったと思います」
Q. 一番苦労したポイントは?
ハニー君:
「画像生成って、技術的には難しいところが多くて…。『可愛いって何?』『スタイリッシュってどういうこと?』みたいな感覚をAIにどう伝えるかに悩みました。何度もプロンプトを試して、ちょっとずつ理想のイメージに近づけていきました」
Q. 社内で最初にAIアイコン生成機能をお披露目したとき、どんな反応がありましたか?
ハニー君:
「最初に社内でAIアイコン生成機能をお披露目した際、画像の精度については「似てないね」といったフィードバックが多くありました(笑)“ただ、その精度に関する意見に加えて、「面白いね」とか「笑える」といった声もあり、予想外の結果がユニークさを生んでいました。Qubeでこのアイコン生成機能を通じて、少しでもQubeの話題が増えたり、ユーザーの関心を引くことができれば嬉しいなと感じています」
Q. この開発経験を通して、あなた自身が成長したと感じる点を教えてください。また、今後チャレンジしたい機能や技術はありますか?
ハニー君:
「このプロジェクトを通じて、特に“AIとの向き合い方”が大きく成長したと感じています。AIは今後、人を支える存在としてますます活用が進んでいくと思っていて、今回の開発はその可能性を体感する貴重な機会になりました。
今後は、さらに多くのAIサービスに触れながら、その活用方法を広げていきたいと考えています。中でも“AIエージェント”にはとても興味があって、自分で作ってみたいという思いがあります。実は最近、Geminiのキャンバス機能を使ってWeb画面を作るのが趣味になってきていて…。楽しみながらプロンプトエンジニアリングのスキルも磨けているなと感じています。これからも“好き”を活かしながら、AIをもっと深く理解していきたいです。」
Q. 最後に、Qubeユーザーやこれから使う人に一言!
ハニー君:
アイコン生成機能のご利用をぜひお試しください!自分の顔写真をアップロードして、いろいろなテーマに合わせたアイコンを作成することができます。ぜひ、生成したアイコンをQube内でプロフィールに設定し、投稿して他のユーザーとシェアしてください!アイコンを通じて、Qubeでの交流を楽しんでいただけたら嬉しいです。フィードバックやご意見も大歓迎なので、気軽にお聞かせください。引き続きQubeを使っていただけるように、さらに便利な機能を作り上げていきます。
まとめ
新卒2年目にして、Qubeの新機能「AIアイコン生成」という重要なプロジェクトを主導されたハニー君、本当に素晴らしいですね! AI画像生成におけるプロンプト設計など、未経験の分野で多くの技術的な壁に直面しながらも、試行錯誤を重ねて形にされたこと、その探求心と粘り強さには感動しました。「楽しい機能にしたい」というユーザー目線の開発姿勢や、AIを活用した今後の機能拡張の構想からも、Qubeをより良いサービスにしていこうという強い意志が伝わってきます。これからハニー君がどんな「面白い」機能を生み出してくれるのか、そしてQubeがどのように進化していくのか、いちユーザーとして今後の展開がますます楽しみになりました!
この記事の著者

清水 麻友[Shimizu Mayu]
株式会社シー・エス・エス
デジタル・マーケティング本部
QubeOEM販売も始めました!お問い合わせは清水まで!
犬が2匹に増えました!