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2023-9-25

棚卸のデジタル化で、倉庫内の在庫数をリアルタイムに管理

倉庫内の在庫数をリアルタイムに管理
業界

製造業

事業内容

製造および販売

従業員数

100-500人

売り上げ規模

100億円以上

開発概要

タブレット端末(iPad)を紙の代わりに利用する仕組みとして、当日作業する出荷情報のピッキング指示を画面に表示させ、バーコードリーダーで読み取った製品をiPad指示画面から消込するシステムを開発いたしました。

表示する出荷データは基幹システムから毎日出力されるテキストを連携し、追加やキャンセルが発生する場合も考慮して一日に数回取り込みが可能なようにしました。また現場にスムーズな作業をさせるために、当日のトラック情報と出荷先を連携させ、担当者が荷揃えに必要なピッキング情報をまとめて表示できるようにしました。
年に2回行われる棚卸作業においてはバーコードリーダーで読み取ったデータと管理している実在庫データを突き合わせ、過不足がすぐに分かるようにしました。

差異があった場合には出庫・入庫でのスキャン実績とロケーション管理をすることにより、トレースされたデータを追えるようにしました。
その結果、発生原因を特定することが可能になりました。

iPadアプリケーション(Objective-C)
バーコードリーダーのプログラム開発(C#.net)
Windowsアプリケーション(C#.net)
管理サーバ(Java)

導入の背景

システム導入前は朝一のデータを紙に印刷し、複数の担当者に渡して作業に臨んでいましたが、追加やキャンセルといった日々の変更が発生するたびに印刷して広い倉庫内の担当者に渡す運用をする必要がありました。

しかし年々出荷量が多くなってきたことで事務方と現場の負荷が非常に大きくなり時間内に終わらない、トラックを待たせてしまう等の影響が出始めました。

運用上厳しくなり作業者の増員対策も限界となったため、ご相談いただきました。

導入の決め手

このようなケースは現状の運用をベースにもっと早く印刷できるプリンタは無いか、追加やキャンセルをコントロールできる仕組みをシステム化したい、出荷量を平準化できる仕組みを構築したい等、運用を変えない要望になりがちです。
ですが、今回お客様からタブレット端末を使って無線設備を活用したいというテーマを頂き、タブレット端末をこれまでの紙の代わりに活用し、印刷機会を極力減らしたピッキングシステムを構築するご提案をさせて頂きました。

システムを考える時にデータを連携することは非常に重要です。一旦データ連携が切れてしまうと手間だけでは無く、ミスも多くなります。
これまでは紙に印刷するという工程があることでデータの連携が取れなくなっていました。思い切って紙を廃止することに早くからご理解頂いたため、スムーズに開発を行うことが出来たと思います。

効率化の観点から残業を減らすことに重点を置かれていたこと、倉庫内の整理整頓、不慣れな作業者でも対応できるという方針にシステムが提供する効果と一致したことが導入の決め手と思っております。

導入後の効果

導入直後は急に紙が無くなって混乱したことと思います。これは仕方ないことではありますが、紙もシステムも両方使える状態にはあえてしませんでした。やるしかない環境を作り出すことも重要な要素だと思っております。

裏ではトラブル用として印刷も準備しておりましたが使うこともなく日を追うごとにシステム慣れして、一カ月もたたないうちに残業無しという状態まで持っていくことが出来ました。

余裕が出てくると倉庫内の整理整頓にも目が向けられ、先入先出をするための入出庫の運用が可能になりました。また、ロケーションを正しく管理することにより、システムの効果を出すことが出来るようになりました。

倉庫内の運用が正しく回っている証として、棚卸においては数万点ある在庫に対して棚差0を実現しています。

今後期待すること

システムは作って終わりにはならないものです。今回のシステム構築後には現場サイドでは今でいうデジタル人材的な方も登場し、より便利に、より広範囲に、より連携したいという要望が出され、改修を重ねてきました。

今後はVR、ドローン、ロボット、自動倉庫、AIなど新しい技術を駆使して倉庫システムは発展し続けていくものと思っています。

重要なのは保守的にならず、変える決意を持てるかどうかではないでしょうか。そのために、私たちはお客様に有益な最新の技術に関する情報を踏まえ、お客様に寄り添ったご提案を提供できればと考えております。