2026.3.12

【50周年特別企画】「50年」の信頼を、挑む力に変える。 ―― 代表取締役CEO 佐川学

皆さんこんにちはシーエスエスのマーケディング部に昨年中途入社してきた清水です!これから50周年企画を通して会社のことや事業のことについてもっと深く知っていきたいと思います。よろしくお願いします。

株式会社シー・エス・エス(以下、シー・エス・エス)が、ついに創立50周年という大きな節目を迎えました。半世紀という歴史の重みを感じながらも、私たちの視線はすでに「その先の未来」へと向けられています。

今回は、創業者の父からバトンを受け継ぎ、第二創業期を力強く牽引する代表取締役CEO、佐川学のインタビューをお届けします!

私(清水)から見た佐川CEOは、常に未来を面白がり、自ら変化の波へ飛び込んでいくリーダーです。そんな佐川CEOの素顔は、実はとてもユーモアがあって、誰よりも「泥臭く、実直な人」。 社員のために自ら動き、時には冗談で場を和ませてくれる。そんな人間味あふれる佐川CEOの、瞳の奥にある「会社をより良くしたい」という熱い情熱に迫ります!

 

【プロフィール】:佐川 学(さがわ まなぶ )
2000年に、佐川正清(父)が創業者で代表取締役を務めるシー・エス・エスに入社。開発・営業・管理など各部門を経験したのち、2015年9月、4代目の代表取締役に就任し、以降現職。親会社のシー・エス・エスホールディングス、グループ会社のリライフ・ジャパンの代表取締役CEO、アイムシステムサービス取締役副社長も兼務

01. 語られなかった苦悩と、「背中」で教わったプロフェッショナルの流儀

シー・エス・エスが産声を上げたのは1976年。当時、佐川CEOはまだ4歳でした。物心ついた頃にはすでに「社長の息子」だったわけですが、家庭で父が働く姿を見た記憶は一度もないといいます。

佐川:「「逃げないこと」そして「信用を積み重ねること」です。私は創業時4歳で、父が家で仕事をする姿を見たことはありませんでしたが、会社に行けば、父がお客様の無理難題に対して決して背を向けず、泥臭く対応している姿がありました。システム開発は華やかなようでいて、実際は地味で過酷なトラブル対応の連続です。そこで逃げずに最後までやり遂げる姿勢、それがシー・エス・エスの「信用」の源泉です。技術が変わっても、この精神だけは変えてはいけないDNAだと思っています。」

証券システムという、極めて高い正確性と緻密さが求められる環境。そこで50年間生き残ってこれたのは、創業者が築き上げた「顧客を裏切らない」「最後までやり遂げる」という絶対的な信用があったからこそ。「見えない場所で、誰にも言わずに責任を果たす。その『背中を見せない美学』のようなものが、シー・エス・エスの『誠実さ』の、まさ原点なのかもしれません。

創業者である佐川正清との幼少期の写真

02. 「安定は緩やかな停滞」。だから私は、あえて波風を立てる

佐川CEOがシー・エス・エスに入社したのは29歳の時。当時はメインフレーム(汎用機)からオープン系システムへの過渡期でした。会社は安定していましたが、そこに危機感を覚えたといいます。

佐川:「多くの人は「安定」を求めますが、IT業界において「安定」とは「停滞」と同義であり、それは緩やかな死を意味します。技術は常に進化し、顧客のニーズも変わり続けます。その中で「今まで通りでいい」と思った瞬間に、会社は陳腐化し始めます」

社長就任後、佐川CEOが掲げた経営哲学は、「不安定であり続ける」こと。 一見するとドキッとする言葉ですが、そこには彼なりの戦略がありました。

佐川:「だから私は、あえて組織を「不安定」な状態に置くようにしています。新しい技術に挑戦させたり、ビジネスモデルを変えたりすることで、社内に健全な危機感と変化へのエネルギーを生み出します。創業以来の安定した顧客基盤があるからこそ、その上で思い切り暴れることができる。それが私の戦略です。」

「安定は緩やかな停滞」。だから私は、あえて波風を立てる

03. AIは「道具」から「パートナー」へ。技術で仕事をもっと面白く

現在、佐川CEOが先頭に立って推進しているのが、「AIインテグレーター」への進化です。単なる流行り言葉ではなく、RAGやMCPといった最新技術を駆使し、システムの中にAIを「自律型エージェント」として組み込む挑戦を続けています。

佐川:「これまでは人間がシステムに入力していましたが、これからはAIが自ら考え、行動する時代です。私たちが目指しているのは、システムを単なる『道具』から、一緒に働く『頼れるパートナー』へと進化させること。そうすれば、人間はもっと創造的で、面白い仕事に集中できるようになります」

「エンジニアには、技術への好奇心を持ち続けてほしい」と語る佐川CEO。 AIがコードを書く時代になっても、「何を解決するためにその技術を使うのか」を考えられるエンジニアの価値は下がらない。そんなメッセージには、技術者たちへの温かいエールが込められています。

AIは「道具」から「パートナー」へ。技術で仕事をもっと面白く

04. 隠さず話します。これからの「組織」と「人」への想い

ダイバーシティ推進室などの設置やリモートワークの推進などの働き方改革なども進めてきた当社。組織づくりについても佐川CEOは、業界全体の課題でもある「離職率」や「人材流動化」についても、きれいごとを言わず、驚くほど正直に語ってくれました。

佐川:「働き方改革は進めましたが、正直なところ、離職率は思うように下がっていません。でも、私はそれを悲観してはいないんです。エンジニアがより良い環境を求めて動くのは当然のことですから」

無理に引き留めるのではなく、「ここで働きたい」と選ばれる魅力的な環境を作ることに集中したい。そう語る佐川CEOの言葉には、経営者としての強い覚悟が滲みます。

佐川:「だからこそ、「辞めないでくれ」と引き留めるのではなく、「ここで働きたい」と思わせる魅力的な環境を作ることに集中したい。それは給与などの待遇面だけでなく、最先端の技術に触れられる面白さや、エンジニアとしての成長実感だと考えています。」

実際、最近は若手社員が中心となって新しいAI関連のツールの導入や検証を進めるなど、社内の雰囲気も確実に変わり始めているそうです。

隠さず話します。これからの「組織」と「人」への想い

 

05. 次の50年へ。「常に変わり続ける老舗」でありたい

インタビューの最後、佐川CEOにこれからのシー・エス・エスの「あるべき姿」を伺いました。

佐川:「一言で言えば、『常に変わり続ける老舗』です。50年の歴史に胡座(あぐら)をかくことなく、ベンチャーのようなハングリー精神で自己変革を続ける。そうやって、お客様からも社員からも『シー・エス・エスは面白い会社だ』『やっぱり頼りになるな』と言われ続ける存在でありたいですね!

50周年はゴールではなく、通過点に過ぎません。AIという新たな武器を手に、次の50年も『不安定』を楽しみながら、みんなで挑戦し続けていきましょう」

さいごに

「逃げないこと」そして「信用を積み重ねること」から始まった創業者のDNAが、形を変えて、今まさに「AI」や「新しい働き方」という形でお客様や社員への誠実さに繋がっている——。 お話を聞きながら、佐川CEOの中にある、会社と社員の未来を願う「内に秘めた強い想い」を感じました。

「不安定を楽しむ」という言葉は、私たち社員への「失敗してもいいから、もっと自由にやってみよう」という招待状なのかもしれません。 それなら、私も明日から恐れずに(たまには盛大に転びながら!?)新しい企画にどんどん挑戦していこうと思います! もし失敗して落ち込んでいたら、佐川さん、美味しいお菓子で励ましてくださいね(笑)。

創業50年。歴史あるけれど、中身はどこよりも新しい。そんなシー・エス・エスの未来を、私もマーケティングチームの一員として、全力で盛り上げていきます!

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
これからも、進化し続けるシー・エス・エスを、どうぞよろしくお願いいたします!

この記事の著者

株式会社シー・エス・エス デジタル・マーケティング本部

清水 麻友[Shimizu Mayu]

株式会社シー・エス・エス
デジタル・マーケティング本部 所属
2025年入社

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