Snowflakeとは
Snowflake(スノーフレイク)は、DWH(データウェアハウス) の機能を核としたクラウドベースのデータプラットフォームです。 DWHとは、複数のシステムからデータを一元的に集めて整理・保管する「データの倉庫」のことです。SnowflakeはこのDWHをSaaSとして提供しており、ストレージと計算リソースを分離した独自構造により、従来のデータベースでは困難だった高速処理と柔軟な拡張性を、運用管理コストを最小限に抑えながら実現します。
「Snowflake on AWS」の特徴
SnowflakeをAWS基盤上で利用することで、Amazon S3(データ保存)やAmazon QuickSight(可視化)といったAWSの豊富なサービスとシームレスに連携できます。 また、AWS PrivateLinkによる閉域網接続に対応しており、インターネットを経由しないセキュアな通信が可能です。AWSのインフラメリットを享受しながら、安全かつ効率的なデータ分析環境を構築できます。
「Snowflake on AWS」を導入するメリット・注意点
メリット
| 1 |
高速処理と高い拡張性 |
データ処理と保存を分離したアーキテクチャにより、リソース競合なく高いパフォーマンスを維持し、柔軟にスケールアップ/アウトが可能です。分析待ち時間を解消し、迅速な判断に貢献します。
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2
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運用負荷の最小化 |
フルマネージドサービスのため、サーバーやOS、データベース管理の作業が大幅に削減され、運用管理の負荷を軽減できます。 |
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AWS連携と安全性 |
Amazon S3やQuickSightなど多様なAWSサービスと親和性が高く、AWS PrivateLinkにも対応することでセキュアな接続を確立できます。 |
注意点
| 1 |
データ規模と費用の適正バランス |
最低コストが発生するほか、設定により性能過多となる場合があるため、導入前の効果試算が欠かせません。 |
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2
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クラウド特性のメリットを活かせない |
リフト直後は柔軟性や拡張性など、クラウド特有の機能活用は限定的となります。 |
| 3 |
移行後のコスト上昇リスク |
最適化不足で費用が増大するため、シフトでの継続的な改善が不可欠です。 |
導入事例
AWSとSnowflakeを連携させたモダンデータ分析基盤
データ活用におけるサイロ化解消と迅速な意思決定を支援するため、AWSとSnowflakeを連携させたモダンデータ分析基盤を構築。 データ収集はAWS GlueとStep Functions、EventBridgeによるサーバーレス構成とし、Amazon S3へのデータ集約を完全自動化した。 データ連携においては、S3へのファイル配置をトリガーにSnowpipeが起動するイベント駆動アーキテクチャを採用。Snowflake上でのDatamart作成からQuickSightによる可視化・分析までをシームレスに接続し、運用負荷の低いデータ活用環境を実現した。
