Hash DasH 株式会社
日本初のデジタル証券専門の証券会社として事業を開始。個人向け小口投資を日本に導入し、投資家の視野拡大に注力している。
会社ホームページ
【Hash DasH 株式会社の皆様】
左から、システム管理部 土佐様、営業部 神長様、マーケティング部 吉永様、澤田様
【株式会社シー・エス・エス】
右から、営業部 中山、デジタル・マーケティング部 サットン
HubSpotの導入支援をさせて頂きましたHash DasH 株式会社様に、導入の背景や効果、課題などをお伺いしました。
HubSpotのステップメールで、お客様に合わせたアプローチがしたい
ー導入の背景を教えてください。
神長様:お問い合わせや口座開設などが増えてきたこともあって、お客様ひとりひとりに対して適切なフォローができるCRMの導入が必要だと考えていました。
お客様の興味の度合いや属性などにより、条件設定でメールをお届けしたい。
メールや興味のあるサイトの閲覧履歴が残り、契約までのプロセス分析もできるツールを探していました。これまで使っていたメール配信ソフトはHTMLメールの作成が苦手でしたので、メール自体なかなか見てもらえない時代なのにそれではまずい、改善が必要ということになったんです。
ーメールが課題だったんですね。
神長様:圧倒的にそうですね。
HTMLのコーダーなども社内には居ますが、営業部隊で何かアイディアが生まれても、そこから別部隊に渡すと時間がかかるし、時期によってはリソース不足が発生するかもしれない。営業サイドだけで簡単にHTMLメールを作れたら良いなと思っていたんです。
従来のツールはステップメールの機能もなかったんですよ。リストは5つしか作れなくて、そのうち1つは配信停止リストという。(笑)
基幹システムと連携する方法はいろいろあるかもしれませんが、未来のことを考えるとリストはいくつあっても足りないかもしれないし、HubSpotを使う方が絶対有利なことは確かでした。
不安を和らげてくれたシー・エス・エスのサポート
ー導入の際、不安だったことはありますか?
神長様:こういったツール全般に言えることですけど、機能がたくさんあるものって使えずに終わることが多い。ある時期から使わないボタンってでてきますよね、リモコンでもなんでも。
使わないものにお金を払っている感というのは色々なサービスでも感じているので、今回も同じことになるのではないかという不安はありました。
また、普段そういったツールに使い慣れていない営業サイドがHTMLメールやクリエイティブなこと導入しようとしているわけで、そうなると、もっと優しく教えてくれる"何か"が必要なんですよね。でもその"何か"が、どうも外資系にはないぞ、と感じていました。(笑)「マニュアルあるよ」で終わってしまう。そこも不安でしたね。
そしてカタカナ使うなと!(笑) 日本語でちゃんと説明してほしいですよ。以前使っていたツールは機能こそ残念でしたが、カスタマーサービスは素晴らしかったんです。解決するまで丁寧に付き合ってくれる。
そういう経験もあり、やはり懇切丁寧に教えてくれる"何か"を求めていて、その"何か"がシー・エス・エスだった、ということですね。
結果、ツール選定の際には一択でした。(笑)
セキュリティや使い方など、HubSpotを導入する側の情熱が必要
神長様:我々証券会社は、金融機関としてお客様の個人情報管理を厳重に行なう必要があり、取扱いには相当なハードルの高さがありました。そのセキュリティをクリアしなければならない問題はもちろん、慣れないツールに時々触れるだけでは絶対に使いこなせないので、導入する側の情熱が必要なことはとても実感しましたね。時々HubSpotを使うという程度の仕事の仕方をしていては、まず無理なことがわかりました。(笑)
やはり専任が居た方が良いですね。会社側で導入を決めたら、そこからどう運用していくかは実担当部門のメンバーに任せた方が速い。マネージャーがルールだけ決めて、あとは若手を含めた部門メンバーが検討する方が発想も自由で応用も利きそうと感じています。
吉永様:まだ入社したばかりなんですが、今後私が担当になりそうですよね。(笑)
これからいろいろとキャッチアップしていきます。
ー今後の課題を教えてください
土佐様:ツールの導入効果を数字で評価していけるかどうか、でしょうか。例えば、口座開設の件数が増えたとしても、果たしてそれがHubSpot導入の成果なのかを検証することは難しいかもしれません。
神長様:そうですね。でも人を雇うなど人的資源を当てる代わりに、今まで手間だったものがボタン一つでできるようになり効率が上がると考えれば、評価は「入れて良かったね」で良いのかなとは思います。(笑)
澤田様:せっかくのHubSpotなので、MAツールだけではなくCRMという概念で顧客対応の管理もゆくゆくはできると理想ですね。マーケティングとカスタマーサービスを繋げてHubSpotの機能をフルに活用していきたいです。